衣類、生地の元品質検査員が選ぶコスパの良い服屋1位はユニクロ2位は

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衣類の品質をチェックする仕事をしていた管理人が教える質が高くて値段が安いコスパの良いブランドを紹介していきます。

1位は圧倒的にユニクロです。他社では出せない価格の安さと質の高さを両立させています。

以下にその理由と2位以下のオススメの服屋さんを記載していきます。

コスパの良さ第1位はユニクロ

出典元:UNIQLO

ユニクロではTシャツ1枚2,000円ほどで売っていますが、値段の割にかなり質が高い商品だと私は思っています。

大手セレクトショップであれば5,000円ほどで売られているTシャツとほぼ同程度の品質です。

管理人のイメージでは他社の同じ質のものと比べて4〜6割程度お値段が安い印象です。

さらにセールになれば1,000円を下回ることもあるのでそのお得さは計り知れません。

ユニクロはなぜ安いのか

商品企画・生産・物流・販売すべて一貫して自社で行っているから安く、質の高いものが提供できるそうです。

生地の検査は通常外部の第三者機関で公正な検査を行いますが、ユニクロではおそらく自社で検査も行っているものと思われます。管理人が働いていた検査の会社でも他社でもユニクロが外部で検査しているという話は聞いたことがありませんでした。

ユニクロの服の質の高さ

ユニクロは値段が安く質が高いと書いていますが、では質が高いとはどういう意味か?

もちろん百貨店に入っているようなハイブランド品や1万円を超えるような服と比べるとその質は劣ります。あくまでも値段の割に質が良いという前提で説明していきます。

素材

一般的に安い服というのは生地の素材に綿とポリエルテルを混紡して作られています。

ポリ65%綿35%が最もありふれた素材でT/C65/35と呼ばれています。ポリエステルの化学繊維と綿の天然繊維の良いとこ取りといったブレンドで扱いやすく、かつそれなりに肌触りも良くて丈夫になります。

ただし、デメリットとして両方の悪いとこ取りでもあります。綿の虫食いもありますし、毛玉が出来たり、それなりに肌に刺激があるので肌が弱い人はかゆくなったりします。

もちろんユニクロにも綿ポリの素材はあります。ただし、ユニクロでは上記メリットがより高い水準にあり、デメリットはより感じにくくなっています。

綿100%の生地でも超長綿(スーピマコットン)を使用することで肌触りを良くしたり、化学繊維ではエアリズムといった高い付加価値を生み出しています。

縫製

同様の価格帯のものと比べると縫製の質も高いと感じます。

丁寧に縫われていて雑に扱っても少々のほつれしか出てきません。ファストファッションにありがちな生地が薄くてすぐ破れたり、洗濯したら着られなくなるほど縮んだというようなこともあまりありません。

ユニクロのデメリット

ここまでユニクロを褒めちぎってきましたがもちろんデメリットもあります。

体感で全体の1割くらいの商品(10着中1着くらい)でとんでもないハズレがあります。

管理人が体験した不良品は

  • 一度も着ていない濃い紺色のTシャツを洗濯したらかなり色が抜けた
  • 2、3回履いた濃いグレーのパンツを洗濯したらまばらに色が抜けた
  • 一度洗濯したらプリント部分がボロボロにはげた
  • 何度か洗濯したら服の斜行(いわゆるねじれのこと)がひどくて左脇のタグがおヘソまできた

今記事を書いているときに思い出せるだけでもこれだけあります。

もちろんユニクロが好きでたくさん買ってるので不良品に当たる確率も多いんですけどね。

GUは?

ちなみにGUはユニクロのセカンドラインです。セカンドラインとは簡単に説明すると若者向けの価格帯が安いラインです。トレンドに敏感な若者向けで流行りに合わせて商品が入れ替わっていくのでおしゃれな服がたくさんあります。

管理人的にコスパはユニクロよりも劣る印象です。

イメージとしては

  • GU=オシャレで低〜中品質
  • UNIQLO=無難で中品質

コスパの良さ第2位はセレオリ

一番コスパが高いのはユニクロです。間違いありません。

ですが、ユニクロでは満足出来ない。より良い質を求める方におすすめなのがセレオリです。

セレオリとはセレクトショップオリジナルの商品のことです。いわゆるPB(プライベートブランド)です。

セレクトショップとは

簡単に説明すると色んなメーカーの服が集まった服屋さんです。

例えば30代〜40代のファッションにお金が使える余裕があるアメカジ好きな人。などとターゲットとなる客層の方向性を決めて海外、または国内から様々なブランドの服を仕入れて販売する店舗のことを指します。

そんなセレクトショップには良いものを見る目がある百戦錬磨のバイヤーが居ます。

バイヤーとは商品の買い付けを行う人のことで大中小様々なメーカーやブランド、はたまた海外で良いものも悪いものも色んな服、生地を見ています。バイヤーの腕次第で同じ商品を取り扱っていてもセレクトショップによって値段にバラつきがあります。

そんなバイヤーが居る会社の優秀な企画スタッフ、デザイナー達が選んで自社で作った服がセレオリです。

ただ、セレクトショップの中にはデザインを重視し過ぎて質があまり良くないものもあります。

このことからセレクトショップの商品やセレオリはファッションに興味があり、自分で調べられる人、あるいは多少の知識を持っている人向けといえます。

コスパの良いセレオリの商品例

ベイクルーズストアより引用

例えば上記のベージュのコートですが、ベイクルーズグループのジャーナルスタンダードの商品で値段は31,800円です。上記「ベイクルーズストアより引用」のリンクから商品ページに飛べます。

毎年新作が出ている商品でウール100%のスーパー140という生地を使用していてかなり軽く、暖かく、手触りも良く、毛玉も出来ません。

ちなみにスーパー140とは繊維の細さを表しています。110→120と数字が大きくなるにつれて繊維が細くなり、手触りが良くなって見た目にも高級感がでてきます。

管理人の主観ではありますが、この商品他社で同じようなものを作ろうと思ってもこの値段ではまず出せません。他社では4万円台になるか、少し質を落として35,000円ほどになるのではないかと思います。

このようにセレオリはユニクロと比べると値段はかなり上がりますが、質も格段に上がります。もちろん生地も段違いに良いものを使っていますし、縫製も丁寧で長く使用することが出来ます。

大手セレクトショップなので毎年新作をたくさん出していてトレンドも追いかけることが出来ます。

セレクトショップはたくさんある

  • BEAMS
  • SHIPS
  • UNITED ARROWS
  • URBAN RESEARCH
  • TOMORROWLAND
  • Adam et Rope(JUN)
  • BAYCREW’S GROUP
  • FREAK’S STORE

有名な所だけでもたくさんあります。もちろん上記に挙げただけでなく、他にも色々なコンセプトで商品を仕入れているセレクトショップがあります。

どこのお店が良いかというのは好みになってくるのでご自身の目で自分にあったものを探すのが一番良いかと思います。

コスパの良さ第3位はアウトドアメーカー

ユニクロやセレクトショップとは方向性が違いますがmont-bellやTHE NORTH FACEなどのアウトドアメーカーがおすすめです。

最近はアウトドアブームのおかげでおしゃれな服も揃っているので、アウトドアメーカーの服を買っておけば間違いないといえるくらいになっています。

コスパ(コストパフォーマンス)の良さの、特にパフォーマンス(質)が高い服です。

値段の安さで選ぶならmont-bell

THE NORTH FACEやpatagoniaなどアウトドアメーカーには種類がたくさんありますが、その中でも高品質、低価格なメーカーはmont-bellです。

ユニクロのような街中で使うようなタウンユースの服だけではなく、本格的なアウトドアや登山の時にも快適に使えるような機能性の高い服が特徴です。

出典元:mont-bell

例えば上の画像の商品はインナーのジオラインメッシュTシャツという商品で価格は2,860円で3千円しません。

管理人も持っていますが、夏場に汗をかいた後インナーシャツが濡れた状態でクーラーがガンガンに効いているような場所に行っても背中がひんやりせず汗冷えすることがありません。おかげで夏でも快適に過ごすことが出来ます。

ユニクロのエアリズムや通常の綿のインナーではひんやりと汗冷えをしてしまうので機能性の差が出ていると感じます。

ただし、個人的に欠点があってmont-bellのインナーはどの商品も着心地が良くないと感じます。

どのインナーを着用しても肌触りがゴワゴワするかチクチクするか何かしらの着心地の悪さが目立つのです。高機能ですが値段が安いので多少の着心地の悪さは仕方がないのかなと思います。

着心地の良さで選ぶならTHE NORTH FACE

管理人が強くおすすめしたいのがノースフェイスです。

上記のmont-bellの着心地の悪さを解消したのがこの商品

出典元:THE NORTH FACE

ショートスリーブドライクルーという商品で価格は4,620円とモンベルの倍近い値段になっています。

しかし、モンベルのインナーのように汗冷えが無く、かつ着心地もまるで綿100%かのように肌触りが良いのです。

コストの面においてはインナーで5千円近く使うのはかなり勇気がいる値段ですが、パフォーマンスは一級品です。個人的に最もコスパの良いインナーの商品だと思っています。

THE NORTH FACEの商品はmont-bellや他のアウトドアメーカーと比べて全体的に割高です。

価格は割高ではありますが、その分おしゃれさ、着心地の良さ、機能性の高さなど何かしら割高な分の価値はあると感じます。

番外編:管理人が思うコスパの悪い服屋

ここからはあまり良くないことを書きます。自分の好きなブランドを貶されていると感じた方は申し訳ございません。先に謝罪いたします。

ユニクロを除くファストファッション全般

以下に上げるブランドは全て管理人がコスパが悪いと感じた服屋さんです。

  • WE GO
  • GAP
  • H&M
  • ZARA
  • GRL
  • しまむら
  • イオン
  • イトーヨーカドー

とにかく質が悪いです。洗濯したら色は抜けるし、縮むし、破れるし、毛玉まみれになるし、着心地は悪い、生地の質も縫製の質も悪いのでパフォーマンスは最悪です。

イオンのPB、イトーヨーカドーのPB、しまむらの服及び生地の検査をしたことがあります。詳しくは書けないのでざっくりとした説明ですが、色落ちのしやすさなど検査の項目が他メーカーに比べると少なく、かつ商品として出せる検査の合格基準が低いので粗悪なものでも市場に大量に出回ります。

そんなファストファッションですがもちろん良いところもあります。

おしゃれでとにかく安い

流行り廃りに敏感に対応して早いサイクルで商品を展開しているため、常に新しいおしゃれな商品が置いてあります。

それも低価格なのでトレンドに敏感な若者に手が出しやすい理由になっているとおもいます。

服をワンシーズン着て流行りが過ぎる度に新しい服に買い替えていく着方をしている方にはコスパが良いといえるのではないでしょうか。

最もコスパの良い買い方はセール

残念ながらセールではトレンドを追いかけることは出来ません。春夏の終わりに売れ残った商品を秋の始まりに合わせて商品を入れ替えたり、去年の売れ残りを出したりと、流行りの商品や人気のあるものは基本的にセールには出てきません。

ユニクロのセール

ユニクロでおすすめのセールはユニクロ創業祭です。毎年、5〜6月と11月頃に行われています。

そしてユニクロで最もおすすめなのは各店舗のすみっこに置かれているワゴンのセールです。

恐らく創業祭など、各セールでも売れ残った最後の売れ残りだと思うのですが、管理人が見た中ではシャツやパンツが最安390円で売っていることがあります。

正直最後の売れ残りなので、色やデザインは不人気の微妙なものが多いですが妥協できるものがあれば非常にコスパの良い買い物になると思います。

セレクトショップのセール

どこの服屋さんでもそうですが、次のシーズンの始まりに合わせてセールが行われます。

中でも特におすすめなのが当サイトで紹介しているファミリーセールです。

ファミリーセールは基本的に社員や関係者への還元セールとなっていて通常は市場に出回らないような80%、90%オフといった価格で商品が購入出来ます。

ファミリーセールに関しては以下にまとめてありますので、是非ご一読下さい。

ファミリーセールとは?注意点や意外と知られていないことなどまとめました
ファミリーセールとは? ファミリーセールとは本来その会社で働いている社員及びその関係者や家族を対象に、在庫処分だったり福利厚生の一環として自社製品を格安で販売するためのものです。飲食や雑貨屋さんでも行っていますが、衣類などの服飾関係で開催し...

アウトドアメーカーのセール

アウトドアメーカーでは残念ながら誰にでも入れるファミリーセールはあまりありません。 

よって通常の店舗のセールやオンラインサイトで値下げ情報をチェックしなければなりません。

社員や各関係者のみの狭き門となっているので、チャンスがあれば当サイトでも紹介していきます。

ぜひ当サイトを定期的にチェックしてみてください。

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